雑記と記録。

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ケーキ記録『ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー』

こんばんは。あま子です。
ANAインターコンチネンタルホテル東京に店舗があります「ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー」さんのケーキをいただきました。
ピエール・ガニェールさんと言えば、ピンクのヒョウ柄が可愛い『ラ・パンテール・ローズ』が有名ですよね!
ビビットで刺激的な見た目に反して?お味は柔らかな優しい、ムースケーキで美味しいです。

今回はホテルに伺う機会があったので、ブティックでいただいた事のないケーキを選んでみました(^^)


◆モン・フジ ¥650(税込み)
栗と紫芋のムースに、ヨーグルトクリームとアマレナチェリーを合わせました。
サクサクとしたメレンゲが軽い食感を加えています。

愛らしいピンク色のお山。
トップに箔とホワイトチョコが飾られています。
紫芋にヨーグルト?! 説明を読んでも味の想像がつかない…!ワクワクと選んでみました♪

中にアマレナチェリー(イタリア産野生チェリーのシロップ漬け)が一粒入っています。
しっかりとした粒を保ち、食感はドレインチェリーの様な歯が沈む噛みごたえと、とても濃い芳醇な甘味があります。
私の好きなグリオットチェリーは酸味とジューシーさが魅力ですが、アマレナチェリーは深みのある強い甘さのチェリーでした。

断面。
先ず、上部のヨーグルトムースの酸味が来ます。その後下部の栗と紫芋のムースの味わい。

栗と合わせた紫芋がどんな使われ方をしているのか、とても興味がありました。
食べてみると、製菓製パンで使った事がある方は分かると思いますが…紫芋パウダーのあの香り。
栗の風味と合わせる事で濃密さを感じるかな?と期待しましたが、栗も中途半端な優しい風味なのでどっちつかずになってしまったかも。

正直、紫芋の薄い風味は少々人工的な味わいのムースに感じられました。
ヨーグルトムースとの相性も、私には味の主軸がブレてしまう様に思えたかな。

酸味と、香りや風味を大切にする素材との組み合わせは難しいんですね。

個人的な好みとは少々違いましたが、栗と紫芋、ヨーグルト!思いつかないこの発想力はとても素敵!食べずにはいられない。

お味を想像する楽しみ、実際に食べた時の驚きや、新たなお味に出会えた嬉しさ♪
凄く楽しい、ワクワクするケーキでした。


続いてもう一品。

◆ショコラ・ジャンドゥーヤ ¥650(税込み)
チョコクリームとホワイトクリームで2層にし、ビターチョコで コーティングした、シンプルなムースショコラです。

こちらはレギュラー商品かな
説明はとてもオーソドックスな作りです。
私が海外のブランドに期待する、振り切った濃厚な甘さがあるかな?と選びました。


断面。
ホワイトクリームが優しい!
これは意外…まったりとした口当たりが印象深いですが、匂い立つ様なバニラ香等は感じられず、ひたすら優しいホワイトクリームのムース。

そしてチョコレートクリームも、期待したようなガツンと来る甘さは無く、とても上品なお味のミルクチョコレート。
周りのコーティングチョコレートはビター。カカオの苦みと酸味はありますが、主張はけして強くはありません。

ブラックビスキュイ生地の食感や風味、ジャンドゥーヤのナッティ感等の味わいの変化もあります。底の薄いサブレは塩気が効き、甘い上部のムース類を引き立たせる名脇役ですね。

とてもバランスの取れたチョコレートケーキとしてまとまった美味しさでした。

ご馳走様でした。


今回は二品頂いてみました。
どちらも日本人向け?に甘さは抑えられているのかな?と感じました。

個人的には、発想もお味も、日本にはない、ガツンと来るモノを海外ブランドには求めている為、少々お味的には平坦な印象でした(私は非常に甘党なので、一般的な甘さの好みとは少しズレているかと思います)

言い換えると、とても日本人に受け入れられやすい、ホテル内のペストリーショップとして汎用性の高さはベストかも知れませんね。

こちらのお店はホテル内のテイクアウト専門ですが、お店の前にはカジュアルなイートイン席が少数あり、そちらで購入したケーキやパンを食べる事が出来ます。
今回その席を利用したのですが、とても気軽に利用出来るのが嬉しいですね!
ホテルのラウンジでゆったりと楽しむほどではない、通りかかった際に、ササっと、ホテルメイドのパンやガトーをカジュアルにいただけてしまうのは、大変ありがたいです♪

また次回、立ち寄った際には是非他のケーキもいただいてみたいなと思います。
今回究極に迷った、ミルフィーユがすっごく美味しそうだったんです…!

ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー
anaintercontinental-tokyo.jp