雑記と記録。

日々の感想と(主に食べ物)残しておきたい記録(主に食べ物甘い物)

ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町『【オールデイダイニング オアシスガーデン】ランチセミブッフェ』

昨年2016年7月、赤坂プリンス跡地に国内資本プリンスホテル最上級のホテルとしてオープンした【ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町

最上階36階『オールデイダイニング オアシスガーデン』へランチに伺いました。


テーブルセット

プラン概要
オールデイダイニング オアシスガーデン『ランチセミブッフェコース』
メインは好みで選べ、前菜・デザートはブッフェ形式。通常価格5280円
私は一休のタイムセールワンドリンク付き時間制限なしのお得なプランを利用しました。

眺望が最高


店内は中央通路部にキッチンとブッフェコーナーがあり、両翼の様に左右にテーブル席が設けられた店内の作りの様です。
絶景が望める一面の窓、天井が高く、開放感溢れる素敵な雰囲気の中で食事が頂けます♪


冷菜各種
ターメリック風味のリゾーニと幸せの黄色い野菜のサラダ レモンとマヌカハニーソース、鶏胸肉と揚げ蓮根 根セロリ セロリ 林檎のサラダ コリアンダー風味、鶏の砂肝と焼き葱 キャベツ しし唐のサラダ マスタードとクルミオイル風味、ポテトサラダ お菓子仕立て

パプリカのマリネチアシード和え。
呪文の様に長いメニュー名ですが、調理された冷菜は5種類と数は多くはありません。
パンはテーブルにもサーブされるので取りすぎご注意を☆サーモンのリエットをのせて食べると止まらないです(笑)


チーズはセルフカットで頂ける3種と少な目かな。味わいはどれもクセが薄い食べやすい物でした。


とてもとても美味しい生ハムとリーフサラダ


目の前でオイルをかけながら焼き上げる本日の焼き野菜は大好きな菜の花!沢山頂きました。
お皿に盛り付けているとチーズを削ってかけて下さいました。そちらも美味しいのですが、側にあるバルサミコとお塩をかけても多少オイリーながら、お野菜の旨味を感じられ本当に美味しい。


温菜各種
野菜だけのポトフ、本日のキッシュ、ワカサギと野菜のフリット、愛媛産小ヤリイカ 松の実とアンチョビ入り香草入りパン粉焼きオレンジ風味、アッシェパルマンティエ

メニュー名ではどんなお料理かさっぱりのド庶民な私(照)

庶民語に訳してみますと…
野菜の煮物!ジャガイモ具沢山卵焼き!天ぷら!イカにパン粉まぶしてオーブンで焼いた美味しい子!牛肉の煮込みにマッシュポテトがのってる超美味しい子!

って感じでしょうか(高級感台無しですみません)


デザートコーナーはブッフェ台一番手前の目を引く場所に。一部をアップでご紹介。


生姜のブリュレ!わー生姜好きな私は小躍り


サイト記載の品数12品より1品少ない11品(無かったのが1番楽しみだったガトーマロンだったので泣いた)


デザートが絶景に浮かんでいる…
なんて幸せな非日常的空間


いざ実食


前菜一皿目
取り敢えず、温菜以外の冷菜やチーズ類をほぼ全種持って来ました。品数は一皿に収まるくらい少ないですね。

でもみんな美味しい
砂肝好きなので嬉しい!食用菊があしらわれた幸せの黄色いサラダ(このネーミング!)もベビーコーンが大好きなので美味しかったなぁ。聞き慣れないメニュー名ばかりですが味わいはどれも食べやすく、品数が少ないせいもあり味の被りもなく、それぞれ頂く度に嬉しくなります♪


前菜2皿目
生ハム凄く好みの塩気でした。ポトフもおススメのバジルソースやマスタードを添えると非常に美味。素材の味が活きたお料理ばかりです!


メインが来ないので前菜3皿目
左上のアッシェパルマンティエという最早口にするのもメニュー名が難しいお料理ですが、要は柔らかくほどけるお肉×マッシュポテト×チーズ=美味しいーっ!!間違いのないメニューで沢山いただきました。


メイン登場。
選んだのは『各地の漁港より シェフのひらめきで
この日はスズキのソテーをトマトのソースで。
スズキはふっくらと肉厚で、いや、めちゃ美味しいです!
白身のお魚大好きですし、味付けがとっても好み…これは嬉しい~♡同伴者は『オーストラリア産 牛フィレ肉のソテー 温野菜とオニオングラタン』を選んでいましたが、こちらもレア感が好みで美味しい。と満足の様でした!

セミブッフェだとメインのボリュームが少ない所も多いですが、こちらはボリュームもあり、前菜を食べ過ぎていると小食の方は結構お腹いっぱいかもしれませんね。私は勿論ペロッとですが。

本気出す時が来た


とりあえず全種盛るよね?


  • パンナコッタ 白ワインジュレ

ジューシーな果実に白ワインの爽やかジュレ。下のパンナコッタは良い意味で乳臭い、しっかりと牛乳の味わいでジュレとの対比が美味しい。

  • 桜ショートケーキ

若干上の桜風味の生クリームに香料の人工的な香りがしましたが、季節モノ&スポンジが柔らかふんわり肌理粗め、の好みのタイプで軽く、いくつでも食べられる勢いでした。


柑橘系とモカ系の二種のマカロン。もう、このマカロンがレギュラーメニューならそれだけでかなり満足度高く、再訪の理由になります!
表面サクッと歯が入り、ねちっとし過ぎず、サイズ感も丁度良い、ドカンと血糖値が上がる甘さも○で大変好みです!このクオリティのマカロンがブッフェで頂けるなんて幸せ…。

  • アントルメポンム

しっかりと火入れされたリンゴの食感と甘さがホテルメイド。土台にもう一工夫欲しいですが十分、美味しいです。


  • スフォリアテッラ

これは衝撃。今迄何度か食べた中で一番の食感!パイ生地の様な儚い物じゃなく、薄くした春巻きやワンタンの皮を揚げ焼きしたようなバリバリ感でした。この日は状態も良かったのか頂くと物凄いバリバリボリボリ音がするので同伴者と思わず笑い転げる程(笑)ものすごーく、美味しいです!!
中はアーモンドクリームでしたが、リコッタやカスタードバージョンもあるようで、そんなの出たら…最高好み過ぎてタッパー持参で大量確保。出来ません。
これは歯応えパイ系好きな方に食べて頂きたい。

  • 宇治抹茶と柚子のガトーオペラ

デザートは殆ど美味しかったですが、一番のお気に入り!はこちら。やはり私は糖度が高い粘度も高い(笑)物がツボ。上部の抹茶クリームのねっとりとした重い甘さと渋味が美味しく。柚子ピール入りのバタクリ部分のコクもとても好き。お皿いっぱいこれを取りたい衝動を抑えるのが大変でした。

  • タルトフリュイ

定番品ですが、こちらのタルトはトングで掴むとほろりと崩れる程しっとりで、タルト生地が特徴的で美味しい♪

  • キャラメルポワール

美味しくない訳ではないですが、他の物に比べるとアレ?と感じる、深みの無い味わいに感じました。ムースもスポンジもぼんやりとしています(食べやすく優しいとも言えます)

デザート2皿目

  • ベリオレットエスプーマ

左上のピンクのグラスデザート。フレッシュベリー類の上に泡立てたベリームース。酸味と甘みのバランスがベストで、口直しのデザートとしてとても好きです。

  • ブリュレジンジャー

ブリュレと言うより、焼きプリン系のしっかりとした火入れ具合で好みとは少し違いましたが、ほんのり薫る生姜の風味も美味しくて安定した存在感。

デザート3皿目

カトラリーが下げられてしまったのでデザートと同じお皿に口直し用の塩気を。

デザート4皿目

抑えが利かなくなり欲望の好み盛り。


最後のお皿。オペラとマカロンがやはり最後まで必須でした。何気にエスプーマもベリー類の質がフレッシュで美味しかった事もあり、リフレッシュ用に美味しくいくつも頂いてしまいました。

ご馳走様でした。

大変楽しめました!
特筆すべきはメインのしっかりとした存在感でしょうか。前菜は前菜であり、メインはやはりメイン。ブッフェ用の温菜類とは一線を画したメインのお料理で、大変美味しくいただけました。この点が満足度を高めますね。

気になった点は、メインを食べ終わると共にカトラリーも下げられてしまったので、デザートから再び前菜…は歓迎されていないのかな?と無言の圧力(苦笑)甘い物からしょっぱい物をゆっくりとループで楽しみたくて時間制限のないプランを選んだので、少々残念でした。(大食いの意見。一般的な食欲の同伴者は前菜&デザート、それぞれ一巡で満足しておりましたよ!)

そしてホテルブッフェ慣れしてる方からすると、正規の価格でこの品数は少々物足りないかも知れません。特に苦手な食材や味付けなどの品が一品でもあると、一気に頂ける品数も減るので寂しい印象かな。
この点は事前にメニューを見ておいた方が無難そうですね。

全体的には味付けがとても自分好みだった事もあり、他のメインも食べてみたい♪前菜類のメニューが変わった頃、再訪ありです!タイムセールや自分に合ったプランを利用するとお得感もありますしね。

プリンス系はどちらかと言うと親しみやすいブッフェのイメージでしたが、こちらは高級路線。でもどこか国内資本のあたたかみを感じる(贔屓目でしょうか)良さがありました。
楽しく美味しいランチタイムをありがとうございました。

あま子。
restaurant.ikyu.com