フォーシーズンズホテル東京ランチ「MOTIF RESTAURANT & BAR（モティーフレストラン＆バー）」アミューズ＆デザートビュッフェ

Four Seasons フォーシーズンズホテル丸の内東京「MOTIF RESTAURANT & BAR」でのランチに訪問

フォーシーズンズ MOTIF「ランチアミューズ＆デザートブッフェ」レポート・感想ブログ

フォーシーズンズホテル丸の内東京 7階フレンチレストラン「MOTIF RESTAURANT & BAR（モティーフレストラン＆バー）」のランチに行って来ました。

Four Seasons Hotel（フォーシーズンズホテル丸の内東京）とは

東京駅に隣接するオフィスビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」の3階から7階に位置するコンパクトなホテル。
東京駅八重洲口地下街を通っても行けるので、とてもアクセスが良くて便利です。
この日は地上から行きました。1階でレストランの利用を告げると7階を案内していただけます。

ホテルダイニング「MOTIF RESTAURANT & BAR（モティーフレストラン＆バー）」

東京駅・丸の内のパノラマビューの中で、フランス料理をいただける、ホテルのダイニング「MOTIF RESTAURANT & BAR」が今回伺ったお店です。

お店の情報

場所：フォーシーズンズホテル丸の内東京 7階フレンチレストラン「MOTIF RESTAURANT & BAR（モティーフレストラン＆バー）」

時間：11:30〜14:00

利用プラン：一休からこちらのプランを予約しました【ご好評につき延長】乾杯スパークリング付！アミューズ＆デザートブッフェやメイン含む全4品

ランチは選べるメインとアミューズ＆デザートブッフェ

MOTIFランチ「選べるメインとアミューズ＆デザートブッフェ」の内容は

メイン料理
アミューズブッフェ
デザートブッフェ
食後のドリンク

一休プランではグラススパークリングが付きます。ビール、白ワイン、赤ワイン、ソフトドリンクに変更可能なので、私は白ワインにしました。

選べるメインは料金内3種

メインの料理をこちらから選べます。

魚・鶏・豚が料金内

エイフィレ”カスベ”　ムニエル
鶏もも　季節野菜
豚バラ　人参　デュカ

下記はプラス料金のメニュー

スズキ　大根　葱（+1,000)
ホッキ貝　ウド　飯（+2,000)
牛肉　オリーブ　胡椒（+3,000)

私は「エイフィレ“カスベ”ムニエル」を選びました。メインをメニューから決めた後は、アミューズブッフェをすすめて下さいましたので早速！

「MOTIF モティーフ」ランチの写真・お味の感想

実際に食べたランチの様子をブッフェ台の様子を交えながらご紹介します。

MOTIF モティーフランチの前菜ブッフェ — 最初のお皿。お野菜とお魚とチーズをギュギュッと！

ブッフェ台はコンパクトながら美しいプレゼーンテーションにワクワク

モティーフランチの中央のブッフェ台に並ぶアミューズ・前菜 — 中央のブッフェ台に並ぶアミューズ・前菜

モティーフランチのコールドミート — コールドミートは手前の「自家製ハム」だけいただきましたが、さっぱりとした淡白さと、ムギュッとつまったお肉具合が好みでした！

モティーフランチ。オリーブ多数。タプナードやアンチョビ、ピクルス。どれも良質な素材 — オリーブの数がすごい！左下タプナードやアンチョビ、ピクルス。どれも良質な素材で嬉しいです

多彩なオリーブの種類はウキウキするし、サラダのドレッシングがわりに「タプナード」を添えたり（好きな食べ方）考えるだけで楽しい〜〜

モティーフランチのトマトのプレゼンテーション — 大好物のトマトのプレゼンテーションも素敵！

「チーズチーズチーズ！」に舌つづみで最高

モティーフランチのチーズコーナー — モティーフのランチに伺った大きな理由の一つはこのチーズの豊富さです

ポンレヴェック＝マイルドな口当たりでミルクのコクを楽しめる食べやすいチーズ（外皮がちょっと固め）

エーデルピルツケーゼ＝白に美しく青カビのブルーが混じります。青カビタイプですが、やさしく、強い風味はありません。逆にとてもミルクの甘みを感じられます。おだやかな旨味と塩加減がすごく美味しいチーズです。

コンテ＝ハードタイプチーズのほこっとした食感と、濃ゆいミルクの芳醇なコクを味わえます。そのままちびちびといただくのがとても美味しい、奥深いお味に、にっこり。

ミモレット＝コンテと同じハードタイプ。オレンジのあざやかな色合いで吸引されてしまう子。お味は濃縮したナッツにも似たこっくりと深い旨みがあり、チミリ。チミリ。と大事に味わいながらいただくのが最高です。

サントモールブラン＝山羊のチーズです。しっとりと目のつまった質感。カットすると柔らかくてもろもろと崩れます。
水分を保持したあっさりフレッシュな口どけに、うっすらとした酸味と乳感の後味が絶妙ですね。

モティーフランチチーズコーナーの隣はハチミツとドライフルーツ — もちろんチーズに合わせたい「はちみつ」も完備！ドライフルーツも肉厚で上質

アミューズはお料理として立っているお味

ブッフェ台からアミューズを盛り合わせたお皿 — 最初のアミューズのお皿をアップで。どれもツヤツヤ

アミューズ・前菜のメニューは「メインへの誘い」の導入…と言うよりも、個々の「一品料理」として完成されているはっきりとした味付け。

それぞれに素材を生かした調理法、味わいがあり、どれも美味しいです。

モティーフのランチでアミューズ台に並ぶ肉厚なしいたけ — 肉厚しいたけは少し酸味のあるしまったお味。ジューシー感がたまらない

バターはボルディエ

前菜のお皿をいただいているとサーブしていただけたパンとバター

ひとくちいただくと、そのバターの美味しさに「ふおぉ」と変な声。
思わずお聞きするとフランスの「ボルディエ」バターだそうです。おお…私がいつも成城石井で美味しそうだなぁ〜（高いなぁ）と指をくわえて見ているバターです（笑）

個人的には美味しいバター代表のエシレより、初見では、味わいに華やかさを感じました。とても好み！バター好きとしては、パンだけじゃなくてあらゆるものにのっけて食べたい。

美味しいバターで胃がうるおって元気なったので、前菜2皿目もはりきって盛り盛りと持って来ました。

美味しかったもの、最初に取らなかったものなど。本当にどれもしっかりと味わいを楽しめる「お料理」で、ひとくち、ひとくちが喜びです(＾＾)

絶品。サーモンミキュイ

モティーフランチのサーモンミキュイ — 半分火が通った微妙な火加減の調理法＝ミキュイ

生のようなしっとり鮭のオイリーさなのに、やわらかくほこっとほぐれる火の入った食感も楽しめる、火入り加減が絶妙な美味しさ。

モティーフランチサーモンミキュイ — サーモンピンクから滲むエキスは鮭の旨味のみ。これだけのレア感で生臭みがないのが凄い

かけられた塩こんぶ的ソースは塩味が強め。鮭自体には感じられない「磯臭さ」をこちらで加えて引き締めています。

家庭では出せないお味のサーモン料理に感激！

モティーフランチニョッキ — 一人一皿「ニョッキ」もサーブされました。あわ立てたバターがふくよか〜（でも残念ながらちょっと私にはやわらかすぎる食感でした。もっとニョッキニョッキした食感が好き）

モティーフランチのトマトスープ — 前菜2皿を食べ終わりましたが、メインがまだ来なかったのでトマトスープを持って来ました

ネームプレートをしっかり見ていなかったので「トマトジュース」かと思ったら「冷製トマトスープ」でした♪

酸味、スパイスと塩気が効いた、とろん。とした飲み口。1番最初に飲んでも良かったかもしれない美味しいアミューズ。

MOTIFランチメイン料理「エイフィレ”カスベ”ムニエル」のお味

メイン料理登場までは少々時間がかかりました。
個人的にはその分ゆっくりと、前菜を楽しめるので嬉しいです。そして丁寧に仕上げて下さっているんだろうなぁと、メイン料理への期待が高まりますね(＾＾)

モティーフランチ「エイフィレ”カスベ”ムニエル」つけあわせの「ドフィノワ」と共に — 「エイフィレ”カスベ”ムニエル」つけあわせの「ドフィノワ」と共に

メインはお魚のカスべ（エイ）をチョイスしました。
エイは足が早く、臭みが出やすいお魚。どんなメインに仕上げて下さるのかとても楽しみでした。

モティーフランチエイフィレカスベムニエル — サービススタッフがメイン料理のこちらを披露する時もちょっと楽しいです（行かれてこちらをチョイスする方へのお楽しみにしておきます）

これも本当に見事。

カスべのやわやわほぐれてしまう白身を、カリッとオイルをかけ続けながら焼く揚げ焼きで固め焼き。

淡白な身にコクを加えるオイリーなバターソースが絶品。食感のポイントとして軟骨を残した仕上げです（最初にお聞きしなければ骨として避けてしまう様な立派な？軟骨）

確かに、素晴らしく軟骨が良いアクセント！好きです

上に乗せられたクルトンのカリカリ食感とジュワッとバター広がる感もまた美味しいポイント

モティーフランチふっくら淡白な白身にオイリーな焦がしバターソースと軟骨の食感がポイントのメイン料理 — ふっくら淡白な白身にオイリーな焦がしバターソースと軟骨の食感がポイントのメイン料理

付け合せのじゃがいものグラタン「ドフィノワ」こちらがとても合います。

私には少々甘さが強めのじゃがいもでしたが、ソースが塩気があるので、カスべと一緒に食べると、甘さとのバランスが最高に美味しい付け合せでした。

MOTIF モティーフランチの「デザートブッフェ」の感想

メイン料理が美味しいとやっぱり満たされますね！
美味しい「カスベ」でお腹も大満足…すると欲しくなるのが「甘いもの」です〜(＾＾)

フォーシーズンズホテル丸の内東京モティーフランチのデザートブッフェ台 — レストラン入り口入ってすぐ、真正面のバーカウンターが「デザートブッフェ台」になります

フォーシーズンズホテル丸の内東京モティーフランチのデザートブッフェの様子 — 気になった子達をよそいました。（お皿も小さめですが）ケーキは小さく食べやすいサイズで嬉しい

「フロマージュクリュ」は爽やかな甘い酸味と、しっとりほろっと崩れながら濃密な乳感の後味が美味しいレアチーズケーキ。

「グロセイユフランボワーズショコラ」見るからに重量感のヘビーさを予感させるチョコレートケーキです。
ねっとりと絡むチョコガナッシュは濃厚ですが、グロセイユとフランボワーズの甘ずっぱい酸味が全体を引き締めて、完成度をあげています。

モティーフランチのデザートブッフェ「モンブラン」 — 「モンブラン」下は軽い焼き菓子タイプでモンブランクリームが絞られています

「モンブラン」美味しい…のですが、せっかくの美味しいモンブランクリームが常温で長い時間放置されている為、ダレてしまっているのが非常に残念でした。

「プラリネノワゼット」香ばしいアーモンド生地と濃厚なヘーゼルナッツプラリネクリームの多層ケーキ。
いわゆる「生クリーム的」な物がダイレクトに味わえるケーキは、このケーキのトッピングクリームだけでした。

甘さ控え目な（キャラメル？）クリームと土台のプラリネ＋旨味のある焼き菓子生地の相性は抜群。ヘーゼルナッツプラリネのふくよかなナッティ感も口内いっぱいに広がり、楽しめました。

どれもレベルが高いスイーツのお味で嬉しい

個人的にですが、「ランチやディナーブッフェ」では正直あまりデザートに期待をしないでいる事が多いです（ウェスティンホテル「ザ・テラス」以外）

ランチ・ディナーでは、やっぱりお食事の満足度が高い事を1番求めているので、デザートまで完璧！というお店は、なかなか伺えないのは仕方ないなーと思っています（お値段を考慮しなければ選べますが庶民なので笑）

でも今回伺ったMOTIFさんはデザートまでの「トータルのバランスが非常時良い」お店だと感じます。

「プリン」は自分で好きな量をすくえるタイプです。ミルクと卵のバランスが程よく食べやすい。濃厚ではないですがあっさりでもない、バニラ味を主役にしたプリン。これはいくらでも食べられちゃう…

特に美味しいのはやはりチーズケーキ

MOTIF モティーフランチのスフレチーズケーキ — 直径は小さめの焼き上がりでホールごと置かれています

「スフレチーズケーキ」私がお気に入りだったのはレギュラーメニューのこちらです。「スフレ」と書かれていますが実際にいただくとスフレのエアー感よりも、詰まったチーズケーキのもろしゅわっとした舌感触の印象が強いです。

濃いミルキーな味わいとその食感はチーズケーキ好きにツボです。

下部にチーズコーナーにもある「エーデルピルツケーゼ」がダイレクトにそのまま入っているのもツボ！薄い塩気とさらに追い討ちの乳風味が加わるので、「チーズ好きにはたまらない」という本日何度目かの喜びを感じます。

グラスデザートは２種のみ。桃のコンポートとジュレ、パッションフルーツマンゴー＆ココナッツジュレ

甘いもの←→しょっぱい＝控え目に天国

お行儀悪いかなぁと思いつつ、ひっそりと盛って来た再びの前菜のお皿。

MOTIF モティーフランチでの前菜のお皿 — またチーズと美味しかった、ミキュイなどを盛り盛り

いつも食べるのに夢中で、周りをあまり見ていない人なので正確ではないですが、他の方も（盛り方の程度の差はあれど）アミューズは2皿はいただいていたかな？という印象です。

流石に私のように、デザートタイムに突入してから（「食後のドリンクをすすめて下さいます」）再びアミューズブッフェを、という方は多分あまりいらっしゃらないのかな（苦笑）

でも、この
「甘いもの←→しょっぱい」
ループが最高なんです…！！(＾＾)

フォーシーズンズホテル丸の内東京モティーフランチデザート — お気に入りのスイーツと紅茶（ポット提供）で幸せタイム

MOTIF モティーフランチのティラミス — チーズ主体の優しい苦味のティラミス

「ティラミス」かけられたココアや染み込むエスプレッソの苦味は控え目で「マスカルポーネ」の、やわらかなまろ味と甘さが主役のティラミス。
コーヒー系のスイーツがちょっと得意ではない私は、こちらのティラミスがどんぴしゃに好みでした。最近食べたティラミスで1番好き！美味しくて小躍り。

「カラマンシーショコラ」シークワーサーのような爽やかさがある柑橘系（カラマンシー）とショコラの組み合わせは相性抜群。
しっとりとシロップが打たれたビスキュイのもろもろした食感もジュワッと美味しく、甘さと酸味のバランスがすごく美味しいケーキでお気に入りでした。

デザートブッフェのポイント

簡易的にカウンターバーに設けられたスペースにデザートが並べられています。
そのため、「厳密な温度管理が必要ないスイーツメニュー」が多く並んでいました。

生クリームなどを使用した繊細なお味を楽しむケーキはほとんどない（温度に弱いので）
焼き菓子＋ガナッシュや、チーズ系は常温でも状態変化がおきにくいので多め
必然的に「濃厚で重いお味」のスイーツ中心
アイスも1種あるが氷での保存なので、タイミングよくいただかないと溶けている（私は運が悪かったのか、溶けている＆長い時間補充がなかったので頂けませんでした）

正直フルーツ、グラスデザートも含め、補充直後でない場合、全体的にスイーツが「ぬるまった」状態です。
これはスペースの関係で仕方のない事なんだろうな、と納得しますが、本音は「これは冷えていたら、もっと美味しいのに勿体ないな…もっと美味しい子だよ！」という印象を受けました。

補充もきっちり＆スイーツのポテンシャルが高いため、余計にそう感じちゃいましたね(＾＾)

「MOTIF モティーフランチ」感想まとめ

大満足！のランチです。

主役はやはりメイン料理です。食後にはバターがたっぷりと使われた美味しいフレンチをいただいた後の、ゆたかな満足感が得られます。幸せ。

そして全て美味しいアミューズのブッフェ台。

たくさんいただくお料理ではなく、一つ一つの美味しさをしみじみと、確認しながら楽しめます。濃い目の味の輪郭がはっきりとしたお料理が多く、好みはあると思いますが、個人的にはとても好みです(＾＾)素材もこの価格帯では素晴らしく良いものです！

デザートはどれも上質な手作りで美味しい。

その分「温度管理などがベストな状態」での提供ではないのが、勿体無い印象でしたが、前菜〜メイン〜デザートへの味の流れは非常に洗練されていて、満足度の高い内容です（焼き菓子・濃厚スイーツ好きな方にはオススメできます。生クリーム系やクリームたっぷりの甘いスイーツが好みの方はちょっと期待はずれかも知れません）