こんばんは!あま子です。
此処すっかりスイーツブッフェ訪問専門ブログと化していますが、勿論、ブッフェ以外にも普通にパティスリーさんのケーキも食べています。
今回とても素敵なお店のご紹介をさせて下さい♪
「MAISON GIVRÉE(メゾン ジブレー)」
お店の外観
「MAISON GIVRÉE(メゾン ジブレー)」
数々のコンクールでの受賞履歴をお持ちの、表参道『グラッシェル』の元シェフパティシエ江森宏之氏が独立され、新店をオープンされました。
オープンの際にクラウドファンディングサイト
Makuakeにて『MAISON GIVRÉE (メゾンジブレー)プロジェクト』の支援を募られました。
わたくしも微力ながら、支援者として参加させて頂き、オープンを心待ちにしておりました!
クラウドファンディング。
才能溢れる方の新しいパティスリーのオープンの為のプロジェクトは甘い物を愛する者として、門出を僅かでも、力添えしたい、応援したい!そんな気持ちに寄り添う、とても素敵なシステムだなと感じました。
とても良い宣伝にもなりますし、私の様に情報には疎いけど、パティシエさんを応援したい気持ちがある人にはピッタリです!
今後も是非このシステムを利用して、新しいパティスリーのオープンを知れたら嬉しいなと思いました(^^)
イートインで頂きます。
オープンから暫くしてイートインが出来る様になったと聞き、漸く!伺いました♪
田舎から出て来る私にはパティスリーのイートインがあるかないかで、伺うか止めるかが決まります…どんなに美味しいと評判が良いお店でも、持ち帰れない距離のお店はイートインが出来ないと伺えないのです。
いただきます!
※ドリンクは『ティー』550円(税抜)をお願いしました。
※グレーの文字はプライスカードに添えてある商品説明です。
- 『ラ・フランスのタルト』
山形県産のフレッシュな洋ナシを使用したタルトです。
580円(税抜)
メゾンジブレー、江森宏之シェフと言えば、こだわりのフルーツ!
本当はタルトはいただく予定では無かったのですが、見た目の吸引力に逆らえず、あっさり陥落(笑)洋梨のタルトです!
だって洋梨は大好物なんです♪
盛り盛り過ぎてフィルムを取るとパタリ。
その様子が愛おしくて、きゅん。
します。しませんか?
折り重なる花弁の様に美しく盛られたラ・フランスは、お味も優美さを感じる、上品な甘さと瑞々しい食感!
すっごく、美味しいです。
ラ・フランスは林檎の様にカットして食べるのが普通でしたが、こんな風に表面積を増やして薄切りでいただくのもまた、繊細な食感を楽しめるんですね。
とても美味しいラ・フランスです!
タルト台は分厚いダマンドタイプ。
焼き込まれた固いパート・シュクレはゴリっとしてそれ自体が焼き菓子の様相。
中に詰まったアーモンドクリームはバターとふんわりアーモンドが薫る贅沢な油脂感がしっとりと魅惑のお味♪
そしてなんと言っても、タルトと果物を繋ぐ、素晴らしい円やかな存在。カスタードが美味し過ぎて…!
このクリーム大好き、大好物!
お茶碗で飲める…等と考えながら(笑)ちみちみ味わっていただきました。
- 『フランフラン』
ミルクチョコレートとプラリネのムースの中に、自家製レモンクリームが入っています。
550円(税抜)
先ずダイレクトに舌に触れる、表面のプラリネのグラサージュが甘さとコクの豊かさでインパクト!
優しいミルクチョコレートのムースに包まれた、レモンクリームはきゅんと来る酸味ですが、まろん〜とした舌触りで酸味が勝ち過ぎている印象にはなりません。
レモンクリームの下にガナッシュ。一番下にはチョコレートサブレで食感のアクセントとボリューム感も出ています。
軽過ぎず、重過ぎず、甘さと酸味、コク豊かな味わい。チョコレートのケーキとして、バランスが良くとても美味しいです!
私の凄〜く好きなお味でした♪
『このケーキ、好き。また食べたいな。』そんな思いが残るケーキ(^^)
- 『熟成和栗 モンブランジブレー』
愛媛県産の和栗を収穫してからゆっくりと熟成させ、栗本来の甘味をひきだしました。
620円(税抜)
和栗の美味しさを実感!
とにかくモンブランクリームが絶品!
最近食べたモンブランの中でも特に、秀逸な和栗のクリームでした!
和栗特有のほくほく感は適度で、滑らかさもちゃんとあるクリーム。口に含んだ時に鼻腔に抜ける和栗の薫り。栗ってあまり薫り強くないですよね?感じるんです!
甘さは控えめですが、この和栗の薫りが何よりの甘味となって、物足りなさはありません。
ふくよかな栗の濃い旨味と、抜群の手技で濃度調整された舌触り。
そしてそしてその絶品かつ、繊細な甘さの和栗のクリームを引き立たせるのは、やはり!無糖のシャンティ。
ミルキーなまろ味が和栗のクリームと混ざりあい…
あああ〜〜〜
お、い、し、い!!!
じーん…
感動。
更にホワイトチョコレートでコーティングされたメレンゲ。サク甘い幸せ。
上と中にはマロングラッセ。一番下は胡桃のサブレと飽きさせない豪華な作りです。
美味しい…シェフって凄いなぁ…
ふわっと絞られて、尚且つ少しだけ、キュッと形を整える事で密度が増すモンブランクリーム。
何気ない作業ですが、ふわっとしたクリームのさらっとした口溶けと、まったりと濃密な口溶けのそれぞれの変化も楽しめる事を発見。
本当に美味しい。
最近洋栗の華やかな美味しさに浮気気味でしたが、こちらのモンブランを食べたら断然、和栗最高!に宗旨替えです(笑)
- 『苺のパンナコッタ』
産地直送の旬のいちごをたっぷりと使用しました。
450円(税抜)
スプーンからするりするりと逃げまくる、透明なゼリーは口当たりふるっふる!
苺はまだ早い時季なのに、もう薫りも立って瑞々しいフレッシュな甘さがあります♪
流石、フルーツにこだわりのあるパティスリーですね。見て食べてフルーツの品質の確かさがわかります。
ゼリーの舌触りは本当にベストな固さで、苺と馴染んでいます。一緒に含むとゼリー自体が苺の果汁になった様な、一体感がとても美味しいです!
薄い苺ジュレ層にサンドされたパンナコッタはミルキーで苺と間違いの無い組み合わせ。
苺ミルクが好きな方は嬉しい美味しさですね(^^)
- 『紅玉のアップルパイ』
山形県産の紅玉のコンポートをたっぷりと使用しました。
550円(税抜)
肉厚半生ジューシーな紅玉がこれでもかと、ぎゅうぎゅうに詰まった甘酸っぱ〜!なアップルパイ!
紅玉を味わう為の構成。
パイ、スポンジ、紅玉。
潔いです!
個人的にはアップルパイはスパイスやカスタード入りが好みでしたが…今まで食べたどのアップルパイよりも、瑞々しい林檎の酸味を感じ、林檎ジャムフィリング入りのアップルパイとは一線を画す、また新しいアップルパイの味わいと出会った気持ちです。
この紅玉の甘酸っぱい美味しさを感じて!と全面で主張してくる様なアップルパイ♪
バターリッチなパイ生地とは抜群に美味しい組み合わせ。
水分を吸収する為のスポンジの柔らかな甘さすら、良い緩急材になっている、甘酸っぱ!な美味しさですね(^^)
良い意味で素朴で野性的な、素材そのものを楽しめるアップルパイでした。
- 『ジブリー』
レアチーズとベイクドチーズが2層になっています。
480円(税抜)
レアとベイクド2層のチーズケーキ。
レア層のやわっこさ!フィルムでキープさせないと流れ落ちるやわやわ具合です。
ふわっとスプーンに乗り、淡雪の様な質量を感じさせない軽さ。
薄い酸味の後に、ミルキーな乳臭さが追いかけて来て『あ、これレアチーズだ』と感じます。
その下のベイクド部分は甘さもあり、しっとり詰まったチーズのリッチなコクを感じますが、濃厚な重さまではいきません。
底のスポンジまで柔らかな各層を一度に頬張ると、至福。
とてもとても軽やかな、明るいお味の優しいチーズケーキ!凄く私の好みです(^^)
美味しい〜美味しい〜食いしん坊な私はこのチーズケーキは3倍の大きさが欲しいです(笑)
ご馳走様でした。
パティスリーに求める物は何ですか?
私は。
甘い物は身体の糧の、ご飯にはならないかも知れないけれど、心をふくふくと膨よかにしてくれる、大切な糧にはなります。
だからこそ、安心して頂ける素材をパティスリーさんには求めています。
江森シェフのメゾンジブレーさんは正に、その素材に強い拘りをお持ちで、実際にいただいても実感致しました!
季節の厳選された瑞々しい果実や、乳製品の確かな美味しさ♪
どれを食べてもお菓子からこぼれ出る、素材に拘り、大切に作られたお菓子だけが持つ、確かな味わいはとびきりです。
ご近所の方が羨ましい〜!
とても素敵なパティスリーですね(^^)
これから季節毎に、どんな素材を使ってお菓子が作られるのか想像すると、ワクワクします♪
また、私の大好きな季節の果物の時季には必ず伺いたいです!(あ、絶品熟成和栗のモンブランが終わってしまう前に食べ貯め食べしよう…笑)
心が満たされる、美味しいお菓子を作って下さって、ありがとうございました。
あま子
『Maison Givrée(メゾン ジブレー)』
〒242‐0007
神奈川県大和市中央林間4-27-18
「中央林間」駅徒歩5分営業時間◆10:00~19:00
定休日◆月曜日(火曜日不定休)